形状について
np01をベースとし
・チルトグリップに合わせてクリック部の角度と高さの調整
・小指の付け根のホールド感を改善するために右側面後方の形状の調整
がされています。
チルトグリップとは、手首の角度がマウスパッドと水平ではなく、手首の親指側がマウスパッドから離れるような持ち方です。
手首の角度が水平ではないため、親指以外の四指の位置関係についても水平ではなく、指の付け根に着目すると小指から人差し指にかけて徐々に上がっていくようなアーチを描きます。
一般的に、人差し指は中指よりも短く、指の付け根からクリックまでの距離も長いため、左右のクリック高さが同じマウスを使用する場合、人差し指に窮屈感が生じます。
この窮屈感を解消するためには、中指と同程度にクリックから人差し指までの距離を縮める必要があり、実際の調整としてはクリックを正面から見たときに人差し指側に向かって高くなるような形状にすることが必要です。
また、傾きの基準になるのが手首の角度と、指の付け根のアーチになります。
小指の付け根の形状に関して、小指の付け根というのは、指先とは異なり可動域が極端に狭く力をかけられる方向にも大きな制限があります。力をかける方向については小指につながる手のひらの中を通る骨の根本の関節が手首の角度とおおよそ同じため、その角度と水平になるように調整されています。
位置については手のひらの中で細かく動かせるように可動域中のちょうど中間で保持できるように調整されています。
細かい仕様
スイッチ
サイドボタン前後:OmronD2F
メインクリック左: OmronD2F
メインクリック右: GM4.0
マウスホイールエンコーダー: Kailh
オーナー様の鬼謀で、センサーの位置はややフロント寄りになっていますまた、ホイールの載る基板をメインクリック部分の角度に合わせて斜めに傾けることで、マウスを持った際に自然にホイール操作が出来るような設計になっています。
また、バッテリーの位置を少し右寄りにすることで、左右の重心バランスを取りました。